三重県松阪市とは?

概要

総面積:623.82km² 総人口:169,561人(推計人口:2008年12月1日
三重県のほぼ中央に位置し、江戸時代は伊勢商人を輩出した商業町です。
現在も紀勢本線・近鉄大阪線・山田線沿線を後背地に持つ三重県の経済拠点の1つとなっています。

地形

2005年に、一志郡嬉野町・一志郡三雲町・飯南郡飯南町・飯南郡飯高町と新設合併。東は伊勢湾、西は台高山脈と高見山地を境に奈良県に接し、県庁所在地の津市に次ぎ県内2番目の面積を有する市です。
西部一帯が台高山脈、高見山地、紀伊山地からなる山岳地帯、中央部は丘陵地で、東部一帯には伊勢平野が広がり、北部を雲出川、南部を櫛田川が流れています。

気候

気 温:年間平均気温は14℃~16℃
降水量:平野部では1,500mm 山間部では2,000~2,500mm
全般的には温暖でおだやかな気候となっています。

概要

松阪市の中心地区。松阪駅周辺を中心に宿泊施設をはじめ、市役所、教育委員会、県総合庁舎がある。また、駅周辺には数多くの松阪牛専門店や、愛宕町に代表される飲み屋街も軒を連ねる。

風景

中心部は、松阪城跡・御城番屋敷・鈴屋・松阪商人の館といった整備された重要文化財級の建築物から、旧参宮街道・和歌山街道の要所のこともあり、その名残を残す木造建築群が数多く存在する。また、主要道路沿線は近代的な商店街ながら、奥は昔ながらの路地や長屋、住宅・商店群が数多く残っている。
海岸部は、松阪港を代表する工業地帯と、昔の漁師町に分かれており、なおかつ両者の距離も離れていない。
山間部は、市の総合公園や、数多くの神社仏閣群が存在する。

交通

鉄道は、名古屋・大阪・京都から直通で連絡。本数も多い。道路網は、伊勢自動車道松阪ICから、名阪・名神・東名へ直通。さらに、飛行機の場合、中部国際空港から船で松阪港に連絡している。

概要

近鉄伊勢中川駅があり、大阪・名古屋方面の中間点となる地区。伊勢中川駅周辺の東部は開けた平野部で人口稠密であり、西部は山間地で過疎地域となっている。

風景

東部は、近年ベットタウン化が進み、分譲型の住宅地群が多数存在する一方、従来からある公共の農業施設(農業大学校・畜産試験場)は、住宅地から一変した広域農業(畜産)地帯の風景が広がっている。
西部は、山村の風景が広がっており、宇気郷地域には、山村の家屋をそのまま利用した宿泊施設も存在する一方、調整池も兼ねた自然の湖の風景や、その自然を利用したゴルフ場も点在している。

交通

鉄道は、名古屋・大阪・京都から直通で連絡。本数も多い。道路網は、伊勢自動車道一志嬉野ICから、名阪・名神・東名へ直通。

概要

県の幹線道路である国道23号線・42号線が縦貫している。国道を境に、海岸側は、田園風景と工業地帯、山側は田園風景と集落が広がっている。

風景

国道を境に海側は、平地を生かした工業地区(物流起点や工場)と団地があり、近年は海岸も整備されている。周辺の五主海岸は遠浅で、近年護岸整備も行われた事から旧松阪市内地域の工業地帯から、日の出の風景、さらに冬期は雄大な海苔粗朶(そだ)の風景が見られる。

一方山側は、田園風景と古くからの集落、や旧伊勢街道の風景が今でも色濃く残っている。旧街道筋には一軒づつ屋号が掛かっており、土蔵も数軒ある。今でも生活地域であるため観光地化はされておらず、道標などの遺物もそのまま残っている。

交通

国道23号線・42号線バイパスが整備されており、車で松阪駅から15~30分圏内でいける。なお、鉄道の最寄り駅はJR六軒駅であるが、普通列車のみの停車であるため、松阪駅から車での連絡が便利である。

概要

地域全体の8割以上を山林が占める地域。櫛田川に面しており、流域は香肌峡県立自然公園に指定。奇岩・怪岩が数多くみられ、その岩々の間を清流が流れている。また、飯南地区はお茶の産地であり、国道沿線からも茶畑風景が望める。

風景

過疎地域であることから、廃校舎や廃村も数多くある。近年廃校されたところもあり、状態も綺麗な場所もある。
中心産業が農林業であることから、名産松阪牛の飼育農家の風景をはじめ、茶畑の風景や、更には日本棚田100選にも選ばれた、城塞のような石組の深野のだんだん田などがある。
香肌峡県立自然公園があり、急流の風景や渓谷の風景、冬期には樹氷の風景も撮れる一方、近年整備されたダムやトンネル・バイパスなどもある。

交通

車で松阪駅から40~90分圏内。宿泊施設もある。また、奈良県側にも抜けられる(橿原市方面)